2021年7月の数学検定は2級を受けることに決めた




タイトルのとおりです。もともと準1級を受けようとしていましたが、すこし日和りまして、合格安全圏に届きそうな2級 (高校2年生レベル, 数学ⅠAⅡB範囲) に変更しました。

すでに申し込みは終わっているので、今からの変更はできません。2021年だと10月31日にもう1度受験のチャンスがあるので、準1級はそこで受験しようかなーと考えています。

数検 2級に切り替えた理由

数Ⅲ・大学教養数学につながる大事なⅡBを、しっかり固めたかった

2級に切り替えた一番の理由は、ⅡBをしっかり学習し、定着させたかったからです。ⅡBは全国の高校生のほとんどが取る単位でしょうが、実は指数対数関数・三角関数・ベクトル・確率分布・微積分など、大学以降も使う大切な項目がぎっしり詰まっています

理系の受験では数学Ⅲ (とくに微積分) が重視されますが、実はⅡBがスラスラ解けるレベルでないと、Ⅲで一気に躓きます。なので焦って準1級を受けるよりも、まずは足場からしっかり固めようと考えました。

切り絵仲間で数学博士号を持っている紫雲さん (@gym_tics) に数学の勉強について相談をした際、「まずは2級合格を目指すのがいいかもしれないですね」と言ってもらえたのも決め手になりました。

ただし単元を順番に完璧にしていくより、まず数Ⅲまで駆け抜けて勉強するのがオススメ

とはいえ、社会人になって高校数学を勉強し直したいと思っている方 (もちろん受験生の方も) には、やはり数学ⅠAⅡBⅢはまずは短期集中で、一気に学習することをオススメします。というのも数学はⅠAⅡBⅢにそれぞれ繋がりがある科目だからです。

  • 中学や数学Ⅰで学んだ二次方程式を、ⅡBで三角関数や対数関数に使う
  • ⅡBで少しだけ触れた虚数の使い方がⅢで初めて明確になる
  • Ⅱで習う図形と方程式がBでベクトルを習うとスッキリ理解できる

のように、単元を超えて関わりがあります。順番に丁寧に勉強していると、各項目同士の関わり方、全体像ががなかなか見えてきません。英語でもイラストでも音楽でも、あらゆる勉強に通じて言えることですが、まずはざっくりでもいいので、全体像を把握することは非常に大切にしています

数学系・受験系のYouTubeでも、「数学はいかに早く (受験で使う) 全範囲を終えるかが大切」と述べられております。僕自身、全くそのとおりだと思いました。特に受験生の方々は、高校の進度に合わせるより、自分でどんどん先に進んで勉強したほうが後々有利になりますよ! (自身の経験談より)

数Ⅲまでは一通り学習済み

実は4月、5月はわりと数学の勉強を頑張りまして、ゴールデンウィーク明けにはⅠAⅡBⅢのすべての単元を1周終えました。だいたい平日は2-3時間、休日は6-10時間ぐらい勉強して、白チャートの問題を全て1度解きました。トータルで150〜200時間程度でしょうか?

もちろん応用問題はまだ自力で解けるレベルではなかったので、ほとんど答えを書き写すだけになってしまうこともありました (いちおう写経と呼ばれる勉強法もあるので)。それでも難問で立ち止まるよりは、一気貫通して1周することを重視しました。Ⅲまで勉強したことで、ⅡBをしっかり勉強する必要性も実感できたのでとても良かったと思います。

今後の学習計画

  • 7月18日までは試験範囲 (数学ⅡBまで) を中心に取り組む
  • 余裕があれば数学Ⅲまで取り組んでみる
  • 統計検定準1級、1級に求められる数学力をテキスト等でなんとなく確認しておく

「人は1年でできることを過大評価するが、10年でできることを過小評価する」

2021年は今まで目をそむけていた数学と、自分のペースでじっくり向き合っていきたいと思います。



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