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子どもの興味と才能を伸ばす2つの方法
子どもの興味と才能を伸ばすには、自分の体験談から2つの方法が有効と思われます。
- 良い道具を与える
- 一流のプレー、演技、作品を実際に見せ、良いイメージを持たせる
これは大人になっても、幼少期の体験の延長上に立っていることに気づいたからです。
自分の活動を振り返えると、10歳でデザインナイフを買ってもらい、切り絵に繋がりました。また小学生のとき、藤城清治氏の影絵劇場を見た経験も大きかった。
逆にスポーツ観戦に興味がない家族だったので、プロスポーツを生で観たことがありません。今でもスポーツ観戦にはそれほど興味がありません。
子どもが野球がうまくなるには?
3千円 6千円 1万円のグローブ
『ドラゴン桜』という3流高校から東大合格、一発逆転を狙う漫画があります。
その中の「子供が野球を始めたら、3千円・6千円・1万円のどのグローブを与えるべきか?」というエピソードが印象に残っています。
生徒は「まだ始めたばかりなら、3千円で良いのでは?」と答える一方、講師は「野球がうまくなるには1万円のグローブを与えろ」と教えます。最初から良い道具を与えてしまうのです。
目標をイメージさせる選択を
なぜ1万円のグローブを与えるのか?
講師は「3千円のグローブは現状に合わせた選び方だ。しかし子どもが野球がうまくなるには、目標がすでに実現しているかのように行動することで、目標を真に達成できる」と教えます。
[引用] 三田工房 (2005)『ドラゴン桜 (7)』一流のプレーを見せることもイメージ作りに効果的
良い道具を与えることに加え、一流のプレーや演技、絵などを見せてあげることも効果的。
なぜなら、幼少期の感動体験は大人になっても覚えているからです。
早い時期からうまくいくことを空想をさせ、良いイメージを持って物事に取り組むことは、とても重要だと思います。
切り絵を始めてすぐ、デザインナイフをもらった
道具が良いと、切り絵が楽しい
なぜいきなりこのような話を出したのか?
これまでの切り絵活動を振り返る中で、「そもそもなぜ切り絵を始めたのか?」を考えました。
[関連記事]>>>「切り絵はもういいや…」どん底から始まった2018年と再生僕が切り絵を本格的に始めたのは6年前。
しかし本当に切り絵をはじめたきっかけは、教師だった母から図工で使った切り絵の下絵をもらったことでした。
最初は普通の工作用カッターで作業していました。
ところが、もともと凝り性だった性格から、より複雑な図案に挑戦するように。普通の工作カッターで細かい図案を切るのがだんだん困難になりました。
そのとき、すぐに母は精密作業用のデザインナイフを買ってくれました。
通常のカッターと比較し、細かい点が綺麗に切れて、小回りが効く。紙を切るのがだんだん楽しくなり、気づけば紙を切る行為にのめり込むようになりました (ただし飽き性なので、次に切り絵をするまで10年の月日が空きます)。
[関連記事]>>>切り絵に必要な道具01 | デザインナイフ小学生で藤城清治氏の影絵劇場を見た
小学生の頃、藤城清治の影絵劇場を母と見に行きました。そのとき間近で見た影絵 (色付きの切り絵) がとても美しく、強烈に覚えています。
切り絵を始めた当初から、「藤城さんのように素晴らしい作品を世に残したい!」と考えるようになりました。影絵劇場はわずか2時間の体験です。でも幼少期の感動体験として、今でも大きな意味を持っています。
まとめ
幼少期の体験は大切だったと、大人になってから気づきます。
- 良い道具を与える
- 一流のプレー、演技、作品を実際に見せ、良いイメージを持たせる
子どもの興味・才能を伸ばすには、早くから一流に触れさせ、感動体験と意識を与えることが重要だと思いました。
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