英語偏差値36が英国一人旅に出られた『DUO 3.0』の使い方




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英単語帳『DUO 3.0』を使って英会話の勉強をしようと思った理由はこちら。

英会話は例文暗記から!『DUO 3.0』で海外へ出よう

今回は具体的な『DUO 3.0』の使い方をご紹介いたします。

使用教材

勉強にはこちらの英単語帳と別売りのCD (復習用) の2つが必要です。

『Duo 3.0』で絶対に実践してほしい使い方

『Duo 3.0』は超有名な英単語帳なので、これを使った勉強法はたくさん紹介されています。私が参考にしたサイトは以下。

  1. 中学英語から2 ヶ月間DUOだけでTOEIC700点突破
  2. DUO 3.0を一ヶ月で一周!意外と楽で効果的な英単語勉強法

特に1番のサイト様には大変お世話になりました。

で、世に溢れる『DUO 3.0』の効果的な使い方には2つの共通点があります。それは

DUO 3.0』の究極の目的地

  • 560英文を単語・文法・構文を理解した上で暗記する
  • ひたすらシャドーイング

『DUO 3.0』の使い方を解説したサイトでは、勉強の順番とか、暗記法とか、復習法とかに各々の個性が出ています。が、結局やるべきことはこの2つに限られます。

560英文を理解した上で暗記する

なぜ例文を覚える必要があるのか?

英会話は例文暗記から!『DUO 3.0』で海外へ出よう

こちらのページで「例文を覚える理由」について述べています。要約すると「基本例文を暗記しておけば、単語を当てはめるだけで簡単に文章を作れるようになるから」です。

例文を理解とはどういうことか?

『DUO 3.0』を使いこなすには例文を機械的に暗記するのでなく、例文の文法、構造などを完璧に理解した上で暗記する必要があります。なぜなら文の構造を知らなければ、自分の使いたい単語をはめることができないからです。

下の英文を例にします。

This substance is mostly composed of hydrogen and oxygen.

(この物質は主に水素と酸素からできている。)

DUO 3.0 ( 例文 175)

これは簡単な例ですが、「hydrogen (水素)」「oxygen (酸素)」の部分には「名詞」を当てはめなければなりません。「composed」の部分には「形容詞 or 名詞」ではなく動詞を組み込むと、be動詞と合わせて文中に動詞が2つになってしまい、文章構造として変になります。せっかく覚えた英文に必要な語を適切に当てはめられるようになるためにも、英文の理解は必要です。

構造を把握する (S V O C Mを的確に把握する)

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高校英語で習っている (はず) の「SVOC」などの構造がわかれば、話しながら頭の中で「SVOC」をパチパチと組み立てられるようになってきます。

「出たー! SVOC! あれ、わけわかんないよね。なんであんな理解が必要なの?」

確かに慣れるまではSVOCなどの英文構造把握は語学の学習法として違和感があるかもしれません。私も思いました。

でも、実はこのSVOCを理解できるようになっていると、文の構造把握、文の組み立てスピードが圧倒的に上がります。英語偏差値36だったけど、大学院でひたすら英語論文を読んできた私が言うので間違いないです。また単語の意味を知らなくても、SVOCなどの構造が見えれば単語の意味、文章の意味を推察できるようになります。実はとても理にかなった勉強法だというのが私の意見。

『DUO 3.0』の解説ページでは、第1ステップとして文章構造を載せています。英語のスペシャリストではないので、間違っている箇所などあるかもしれません。もしありましたらご連絡頂ければ修正いたしますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

文法を理解する

『DUO 3.0』のデメリットとしても挙げましたが、もともと単語帳である『DUO 3.0』には詳しい文法の解説がのっていません。そのため、わからない文法は自分で調べる必要が出てきます。

  • なぜここでは過去分詞なのか?
  • なぜここで大過去が使われているのか?
  • recommendの後のshouldが省略できる理由は?

文章を読みながら疑問に思った点は、とにかくわかるようになるまで調べてみましょう。ただし、最初から気合を入れすぎて「わかるまで進まないぞ!」なんて意気込むと、後半必ず息切れします。こちらも『DUO 3.0』の解説ページには私自身がつまづいた文法などのメモを入れておきましたので、これを参考にとにかく「まずは軽くでも1週する」を心がけてください。

ちなみに、私は解説ページを作る上でこちらの参考書を使用しました。

単語を理解する

わからない単語があるのは当然です。むしろ『DUO 3.0』に出てくる単語は結構難易度が高いです。

単語は詳しい解説が本文にのっているので特に問題にはならないと思います。むしろ私が気を配っていただきたいのは「of」「as」のような一見簡単な単語

「ofとか簡単。「〜の」って意味でしょ?」

本当にそうでしょうか? 実は「of」には所有以外にも「分離 (引き離す)」「about的用法」「目的」など複数の意味が存在します。「このofはどういう意味か? このasはどういう意味か?」一つ一つ丁寧に確認していきましょう。

暗記する

シャドーイングに入る前に、まずはノートに書いて文を暗記します。古典的な方法ですが、暗記もある程度必要な勉強だと思います。

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暗記ノート4冊目。ノートを埋めるのが楽しくなってくるぐらい詰め込みました。

ひたすらシャドーイング

英文を理解したら、次は「暗記」「発音」です。それにはシャドーイングという勉強法が最も効果的と考えられます。

シャドーイングとは?

Shadow (影) の通り、「すぐ後からついていく」こと。すなわち、CDの発音に合わせてすぐ後ろから自分も声を出してついていきます。英語を勉強しているウェブサイトは必ずシャドーイング勉強法をオススメしています。私も例外ではありません。具体的なやり方は動画を見ながらの方がわかりやすいと思います。

上の動画のように、『DUO 3.0』のCDでスピーカーが話始めたところから、後追いで発音を真似しながら自分でしゃべります。動画で紹介した方はテキストを見ずに行っていますが、『DUO 3.0』は最初は見ながらでも大丈夫です。むしろテキストがあっても最初はスピードについていけないと思います。

大切なのは「英語のリズム感に慣れること」

「he’ll get mad at you. (彼は君に怒るだろうね)」という例文は、テキスト通りだと

「ヒー ウィル ゲット マッド アット ユー」となりますが、実際にCDを聞くと「ヒール ゲット マダチュー」と単語と単語が組み合わさって発音されます

こういった「英語のリズム感」を捉えるためにひたすらシャドーイングしていきましょう。

何度も言葉に出して、リズムで例文を覚えていこう

脳科学的には、目の記憶より耳の記憶のほうが脳に定着しやすいといわれています。

DUO 3.0を一ヶ月で一周!意外と楽で効果的な英単語勉強法

詳しいソースは出ていませんでしたが、言語という点で考えると正しいと思います。小学生が国語の授業で音読させられるのには、きちんと科学的根拠があるのです

  • 「自分で言葉に出して発音する」
  • 「ネイティブっぽく発音できるようになる」

英会話を目的とするならば、このシャドーイングは必須です。

何回やればいいの?

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これは人にもよると思いますが、私は勉強初期の頃は朝少し早起きして、例文を7割程度暗記するまで毎朝1時間 (『DUO 3.0』のCDはちょうど1時間で1週する) シャドーイングをしてました

今は通勤・通学の時に自宅から駅までの徒歩15分、往復30分の時間にCDを聞いています。シャドーイングをしてしまうとブツブツ独り言をつぶやいている人のように見えてしまうので、声を出さない程度に口を半開きにしてシャドーイングっぽいことをしています (※ 今の所怪しまれてはいないと思いますが、あまりオススメはできません…)。

慣れてきたら

慣れてきたらテキストを見ずにやってみましょう。そこで理解できなかったもの、聞き取れなかったものはチェックをつけておき、後から『DUO 3.0』で確認していきます。

応用編

『DUO 3.0』に飽きたら、お気に入りの映画で英語字幕設定にし、それを見ながらシャドーイングすることもオススメ。『ハリーポッター』とかは比較的簡単な英語が使われている印象です。「あ、これDUOでやったやつだ!」という発見があると、勉強のモチベーションにもなります。

まとめ

ヨーロッパに行って会話に参加するために英語を勉強しようと思いました。『DUO 3.0』という単語帳に絞って行ったことは次の2つ。

  • 560英文を理解した上で暗記する
  • ひたすらシャドーイング

語学の習得には近道のようなものは存在しません。夢のために諦めず、粘り強くがんばってみましょう。

 

では、そんな感じで!



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