もうすぐ2018年も終わり。皆様は年末年始の準備でお忙しいことと思います。
私も過去の作品データや写真の整理を行い、2018年に向けて準備しているところです。
さて、本日は今年の振り返り第1段として、2017年に読んだ中で面白い! 役に立った! と思った本を5冊ご紹介させていただきます。
あくまで私が2017年に読んだ本で、2017に出版された本では無いのでご注意ください。
今年は150冊ほど読みましたが、あまりジャンルに偏りが出ないよう、各ジャンルから1冊ずつ選んでみようと思います。
目次
『プロフェッショナルの条件』 P・F・ドラッカー
「自己啓発」ジャンルから選びました。
P・F・ドラッカーといえば、一時期『もしドラ』で取り上げられた『マネジメント』の著者として超有名な経営学者です。
この本は「はじめて読むドラッカー」という4部作の中の【自己実現編】として出版された本です。他に『チェンジ・リーダーの条件』を読みましたが、こちらは企業の経営に関するお話がメインで、あまり個人に向けて書かれた本ではありません。
しかし『プロフェッショナルの条件』は個人の活動、働き方、考え方に焦点を当てた本ですので、自分の中に取り込んで活用できる話が多く、役立つ点が多かったです。
内容が濃いので、読むのに時間がかかりました。また、私の場合は1回読んだだけでは理解しきれなかったので、何回も繰り返し読んでいます。
その度に発見があり、読みこむ中で「これは今課題になっている問題解決のヒントになりそうだ」という部分が見えてきます。
最近は自己啓発ジャンルの本を全く読まなくなりました。なぜなら世の中に出ている啓発本の内容は、この『プロフェッショナルの条件』に集約されてる内容を理解できれば読む必要がないと感じているからです。
それだけ内容が濃いと思います。
『LIFE SHIFT』リンダ・グラットン / アンドリュー・スコット
「生き方」ジャンルから選抜。
私は今年で20代半ばを迎えました。私と同世代、あるいは下の世代はこれから統計学上、平均寿命が100歳の世界を生きていくことになります。
これから年金給付が65歳に引き上げられますが、当然年金だけではその後の35年間の生活を補っていくことは不可能。
でも、本来は寿命が伸びることは喜ばしいことのはず。
というわけで、平均寿命100歳の世界で最期まで人生を謳歌する人生設計、働き方モデルケースなどが紹介されています。
私自身も80年後を見据えた人生設計、働き方について考えるきっかけとなりました。
『佐藤可士和の超整理術』佐藤可士和
「仕事術」ジャンルから選びました。ユニクロやTカードのデザインをされたデザイナー佐藤可士和さんの書籍です。
このウェブサイトでも、自分自身の整理術に関する記事を書いてきました。
[関連記事]>>>【書類整理】ファイルを使った一括管理法 | もう書類は無くさないでは「なぜ整理整頓をするのか?」
私の答えは仕事の速度を徹底的にあげるため。
「あれ、仕事に使うあの書類どこにしまったっけ?」という無駄な時間を徹底的に省き、仕事効率を最大限まであげる。そして余った時間を切り絵の制作時間に当てたいと考えています。
そのため、普段から整理整頓に関して人よりも気を配っています。
デザイナーの佐藤可士和さんと自分の考えが近いこと。本書で紹介されていた整理のアイディアが、実際の仕事に活かせること。単なる整理整頓に止まらず思考・空間の整理にも話が及ぶ点から選びました。
『白い巨塔』山崎豊子
「小説」ジャンルから選びました。
過去に何度もドラマ化されている山崎豊子さんの超有名小説ですが、恥ずかしながら今年に入って初めて読みました。抜群に面白い。医学界の中で繰り広げられる人々の欲望、打算、信念のお話。
著者の山崎豊子さんは元新聞記者だったので、医療に関しては素人のはずですがこれを書くためにどれだけの取材を重ねたのか。とにかく人物だけでなく、設定の描写まで非常に細かい。読んでいてどんどん引き込まれます。
文庫本で全5巻と長いように見えますが、面白いので早く続きを読みたくなります。
『わたしの旅に何をする』宮田珠己
「エッセイ」ジャンルから選びました。
読んだらついつい旅に出たくなる…そんな本を探していて出会いました。
旅好きが高じて、ついには会社を辞めて世界中を旅行している著者が、いく先々で見舞われたトラブルを面白おかしく書いています。
砕けた表現が多く、サクサク読める文章力が素晴らしい。一回、電車の中で読んでいたにも関わらず笑ってしまい、慌てて咳払いをするふりでごまかしました。それぐらい笑えるエッセイ。
2017年も色々な本を読みました。
最近読書に費やす時間が短くなってきているので、じっくりと腰を据えて読書する時間を作っていきたいです。
では、そんな感じで!
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