昨年開催した大阪でのepine.さんという切り絵作家さんと弥生の二人による展示会。せっかくの機会ということで、二人で一つの作品を作る合作切り絵に挑戦しました。
今回は合作切り絵の作り方についてご紹介いたします。お互いの居住が遠方でも、次のような方法で合作を作ることができます!
合作切り絵の制作手順
epine.さんはご自分で下絵を作られてから切り絵にされる方で、僕は写真から直接切り絵を作っています。
今回は
- 弥生が写真を選ぶ
- epine.さんが写真上に下書きをする
- epine.さんが切り絵を作る
- 弥生が残りの部分を切る
- 額装
の順に進めました。
写真を選ぶ
epine.さんの作風はよく知っていたので、建築の方は「アーリントン・ロウ」が一番合うかなとは思っていました。
英国一、美しい町。バイブリーの「アーリントン・ロウ」。
一応、他の候補写真をいくつか提示し、その中からepine.さんのイメージに合致するものを選んで頂きました。
ちなみに、他の建築の候補はこちらでした (撮影: 弥生)。
結局、epine.さんも「アーリントン・ロウ」がお気に召したようで、すんなり英国建築の候補は決まりました。
epine.さんパートの制作
写真をepine.さんの方で印刷してもらい、写真の上から下書きをして頂きました。
下書きを黒い紙に重ねてマスキングテープで固定し、切り絵を制作して下さいました。
epine.さんが切り抜き終わった様子。
裏から見ると、こうなっています。
縁を切り抜いてしまうと切り絵の強度低下するため、あえて全部は切り抜かず、弥生へと郵送。
弥生パートの制作
僕の手元に届いたあとは、残りの部分をカットしていきます。
なかなか進まない様子。
だんだん形になってきました。
完成!
縁はepine.さんに送り返して、最後の仕上げをして頂きます。
郵送方法
今回は郵便局で購入できる「レターパックライト (360円)」で作品をやり取りしました。
作品をトレーシングペーパーで保護
郵送中に作品がトレーシングペーパー内で動いてしまうと、細い線が折れてしまう危険性があるので、できるだけ隙間を空けぬようジャストサイズにカッティング (※ 画像はイメージです)。
四隅をマスキングテープで封鎖
トレージングペーパー内で動いたときに壊れないような包装をしましょう。
ボール紙で補強
さらにA4サイズのボール紙にトレーシングペーパーを固定し、レターパック内で動くのを防ぎます。ボール紙は2枚で挟み込みました。
クリアファイルにいれる
最後にA4サイズのクリアファイルにボール紙を挟みます。レターパックライトはA4サイズなので、ぴったり収まります。
ポストへ投函
無事に届けよ。
いかがでしたでしょうか。
初めての合作だったのでうまくいくか心配な点もありましたが、無事完成してホッとしました。
また機会があれば、他の作家さんと合作してみたいですね。
では、そんな感じで!
コメントを残す