今回で個展「Structure」編、最終回となります。
展示会当日までの手順
前回のDMの配布や、メディアへの告知が会期の約1ヶ月前。ここから先は、会場での作品の配置や数を決定し、飾れる形に額装、搬入という流れでやっていきます。
展示作品の選抜
今回は元々展示作品数が少なかったので、手元にあった建築切り絵は全て展示しました。それでも壁が余りすぎるので、切り絵以外に建築物の写真を4点ほど飾ることにしました。
全て行き当たりばったりで作業を進めていますが、本当は以下のような手順で準備をした方が良いと思います。
- 展示会場の広さ、壁、展示具 (金具など) の数から、飾れる作品数を大まかに考える
- コンセプトに沿った作品を選抜、あるいは制作する
- 壁の広さと作品のサイズからバランスが適切か考える
僕の場合は建築物という共通テーマで作品を多く作っていたので展示に一貫性が出ましたが、実際の展示会ではあらかじめコンセプトは決めておいた方が良いですね。
作品の額装
さて、普段はクリアファイルなどにコンパクトにしまっている切り絵作品ですが、さすがにそのままでは飾れないので額装しました。
額縁は近くの画材屋で購入しましたが、今はインターネットでも多種多様な額を扱っているので、作品を引き立たせるものを選びましょう。ただ、額縁は注文してから届くまで2週間ほどかかることもあるので、余裕を持って準備を!
作品が人だとしたら、額縁は服。せっかくの作品なので、格好良くコーディネートしてあげたいですね。と言いつつ、無難な木製の額縁にしました。シンプルが一番だよね。
搬入を行う
遠方から作品を送る場合は、あらかじめ「いつ、どこに、何時に送れば良いか」をギャラリーのオーナー様と相談しておきましょう。
今回は近場なので、知人にお願いして車で搬入しました。
作品の展示
今回お借りしたギャラリーでは、展示用の金具、吊り具、工具一式を貸して頂けました。場合によっては、自分で展示用具一式を準備しなければならないので、きちんと事前に確認を。
いよいよ展示会、開催
なんとか初心者が自力でそれらしい展示会を開催できました!
初めての個展をやってみて
と、ここまで展示までの流れを書いてきましたが、とにかく思ったことは
「なんとかなるなぁ」
正直アートとか全く勉強したことない初心者が、独学 (主にネット情報) だけで個展を開催できるとは思っていませんでした。しかし、個展は開催するだけなら結構簡単にできました! もちろん、もっとお客さんを呼ぶとか、コンセプトに沿ったものを作りあげるとか、次にやるときの課題はありますが…。
とにかく、新しい挑戦をすることで、新しい出会いなどがあるかもしれないです! もしご興味があれば、ぜひ挑戦して頂きたいなと思います。もし展示会に関する質問等ありましたら、僕でよければ暇な時間に相談等にのれる (かもしれない) ので、お気軽にご連絡下さい。
展示会を終えて
実は後日、新聞記事で僕の展示会を知り、見に来てくださった旧イギリス領事館の館長様から直々に「函館英国協会誌」へのコラム執筆依頼を頂きました。
ぶっちゃけ、当時は (今も) プロのアーティストでもなんでもない僕ですが、ありがたく書かせて頂きました。
行動の果てには、結果という答えが待っている。例外はない。
(ルルーシュ・ランペルージ, コードギアス)
何事もやってみるものだと思います。
では、そんな感じで!
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