切り絵の海外出展を実現するために思考・実践した7つのこと

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先月からイギリスでの切り絵展示レポートを長々と書いてきましたが、本日で最終回となります。

思えば、全ての始まりは2017年初頭に「イギリスで切り絵の展示をしてみたい」という夢を持ち始めたことがきっかけです。そして実際に切り絵の海外展示を実現するまでに至った一連の流れを、最後にまとめておきます。

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⓪ 切り絵、楽しい!

過去作品のファイルを調べてみると、私が初めて建築切り絵を製作したのは2013年、今から約4年前のお話です。もともと飽き性で、同じ趣味が1年以上続いたためしがありませんでした。ところが気づけば、すでに4年間も切り絵を続けています。理由は簡単で「楽しいから」です。

もちろん「楽しい」の中にもいろいろな意味が含まれていて

  1. 作るのが楽しい (もともと工作好き)
  2. 作品に反応を貰えるのが楽しい (フォロワーのみなさん、いつもありがとうございます)
  3. 展示会の企画が楽しい (空間演出とか考えるのが好き)
  4. デザフェスなどのイベントで人と話せるのが楽しい

など、細分化していくと複数の「楽しい」が積み重なり、創作活動の原動力となっていることに気がつきます。

ただ4年間は日本の中で創作活動を続けて「楽しい!」というループの中でぐるぐるしており、日本の外に出ていこうと考えは特にありませんでした。

① 海外での切り絵への反応が知りたい

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ハリーポッター好きが高じて、イギリスのゴシック建築が好きになりました。そこからゴシック建築切り絵を始め4年間。日本でも自分で展示会を企画したり、公募展に出展している中でふと湧き上がった疑問。

「この作品をイギリスの人が見たら、どのような反応をしてもらえるだろうか?」

きっかけはとても些細なものでしたが、段々と本気で「海外出展を目指す」という野望を実現するため、行動を起こすようになりました。

[関連記事]>>>【展示会】切り絵でイギリス出展を目指した理由ときっかけ

② いつでも海外にいけるよう、英語を独学で勉強

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夢を持っていても、最後に実現できるか否かは運による要素が大きいと私は思います。しかしながら、運の要素以外でできる限りのことはしておきたいというのが本音。

いざ本当に海外出展に挑戦しようと思ったとき、一番カギになるものは何か?

  • 言語?
  • 費用?
  • 作品の出来?
  • 運?

障壁となるものを先に考え、私個人の意見では「英語という言語の壁」という結論に到達。というのも、言語は個人差もありますが習得するまでに最低3ヶ月はかかります。

イギリスは英語圏なので、世界共通言語として馴染みが深いものの、私は高校時代に英語偏差値36をマークしたことがあるくらい英語音痴

でも、いざチャンスがきたときに「英語さえ得意だったらなぁ…」ということで諦めたくない。

というわけで2017年、年明けから英語を聞いて、単語を覚え、英文を暗記し、発音の練習…という勉強を1日30分以上継続していました。明確な目標があれば、勉強も苦しくても続けられるものです。

[関連記事]>>>【展示会】切り絵でアート都市ロンドンへの挑戦「武器としての英語」

[勉強の痕跡]>>>英会話は例文暗記から!『DUO 3.0』で海外へ出よう

※ ただし、独学で半年勉強したぐらいでは (当たり前ですが) なかなか現地で思うように会話ができませんでした (メールのやりとりぐらいはできるようになりますが)。というわけで、今後も英会話の勉強は継続していく予定。

③ 海外展示の情報収集

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英語の勉強と並行して行っていたことは海外の展示会情報の収集です。基本はインターネットの検索エンジンを使って調べ、次の3つの方法があるかなと考えました。

  1. 海外の展示会に英語を使って自分で応募
  2. 日本でネット選考の後、海外展示される公募展に応募
  3. 海外展示の代理店経由で展示

このうち3はけっこう高額な出展料を徴収される可能性が高く、1か2の方法が妥当であろうと考えていました。その中で

  • 1次選考はインターネット、参加料3000円
  • 1次選考通過者はロンドン一等地ギャラリーでの作品展示

という展示会を見つけ、応募しました。

[関連記事]>>>【展示会】切り絵のイギリス展示までの情報収集と流れ

④ ファイナリストへのノミネート

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インターネット応募後、最大の関門がファイナリストへ選抜されるどうかという点。

正直、私自身は自分の作品が公募展で評価されるか否かは運の要素が大きいと考えています。もちろん、万人にすごいと言われるアート作品もあるでしょう。でも、アートの特性上「100人中100人に60点をつけられるより、95人が0点でも5人に100点をもらえる作品」を目指した方がかっこいいと思います (※ 持論)。

ゴッホのように死後に高い評価を得る作品もありますし、審査員と作品の相性もあります。どういう作品が当たるかは、運ですよね。

今回は運が良かったようです。

ファイナリストにノミネートされました。

(最終的には奨励賞をいただきました)

⑤ 海外への作品の搬送方法

これは初めてのことだったので、苦労しました。押さえておくべきポイントは次の3点。

  1. 輸送にかかる日数
  2. 輸送にかかる費用
  3. 輸送したものの値段に応じて課せられる関税

特に3の項目は失念していたため、輸送費以上に関税で費用がかさみました。条件によっては免税申請、節税対策などがあります。

自分の体験も含め、3000字以上のボリュームで記事にまとめたのでご参照ください。

[関連記事]>>>【展示会】国際郵便を使った海外出展作品の輸送費用と注意点

⑥ イギリスへの行き方、楽しみ方

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セレモニーへの出席のため、実際にイギリスへ行きました。

ただしセレモニー1割、観光9割でした。楽しかった。

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⑦ 展示会を終えて考えたこと

「海外展示に参加する」と目標を立てた2017年、1月。準備期間約10ヶ月の海外展示を終え、たくさんの経験を得ました。その中で一番忘れたくないと思ったこと

自分の好きなものを表現し続けていれば、どこで活動していても共感してくれる人はいる。

今はインターネットが発達しているので、作品を表現するのに日本、イギリスなど場所にこだわる必要はないと感じました。また新しい視点で活動を見直す機会になったことは、とてもいい経験でした

 

以上、初めてのイギリス出展の全レポートでした。

これから海外を目指す人へ向けて、何かヒントになることがあれば幸いです。

 

では、そんな感じで!









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