本日から全3回に分けて、昨年開催した切り絵個展「テムズ川から」の様子をご紹介します。
1回目の個展は、近所の喫茶店の壁を借りた知り合い向けの展示でした。
2回目の展示は、仲の良い作家さんと二人での共同展示でした。
3回目の今回は、レンタルギャラリーをお借りして、自力で企画した初の本格的な展示会です。
企画のきっかけ
英国建築切り絵を初めてから作品数も徐々に増え、一度お披露目する機会を作りたいと考えたからです。
これまで自分が運営に携わる展示会を2回ほど行ってきて、そのノウハウを活かしてさらに展示会らしい展示会を開催したいと考え、実施することに。
ギャラリーのレンタル
会期3か月前
いつも通りギャラリーの予約を最優先し、場所、期間、広さといった条件から候補を挙げました。
当初僕が挙げていた具体的な条件はこちらです。
- レンタル泊数3〜7日間、値段50,000円以内
- 土日祝で3日間以上、自分が在廊できる日が予約できる
- 自宅から電車で1時間程度の範囲
- 広さは小さくて良い (作品数が7点程度なので)
- できれば机、イスなどの備品がほしい (最悪、なくても可)
今回ギャラリーをレンタルするにあたって、こちらのページを使って調べました。
クリエイターのためのレンタルギャラリー・貸し画廊情報 ミーツ・ギャラリー
いろいろ候補を見ましたが、条件に合うギャラリーが「gallery small view」様だったので、近いうちに下見 (出来ればその時点で予約) に行くことに。
ギャラリーの下見
ギャラリーのオーナーの方に詳しい使用条件や、空き状況を確認。同時に、ギャラリーの方も実際に下見をしました。
僕の作品数から考えて、十分な広さが確保できること、壁が自由に使え、スポットライトも多いこと、ちょうど希望の日程で空きがあったことなどから、この時点で予約を決めました。
今回は使いませんでしたが、希望があればプロジェクターレンタルできます。
半額を予約時に支払い、残りの支払いは会期中にお支払いすることに。
コンセプトの立案
会期3か月前
ギャラリーのレンタルまで終わってしまえば、あとは宣伝と作品の準備になります。宣伝に向けてダイレクトメール (DM) を準備しなければならないので、この時点で企画のコンセプト案をまとめます。
タイトルは「弥生 イギリス建築切り絵 テムズ川から -from River Thames-」に。展示予定の作品がすでに6作品そろっていて、そこから連想されるものからタイトルを決めました。
テムズ川はイギリス、ロンドンの中心を流れるイギリスを象徴する川であり、『グロスター大聖堂』のあるグロスターシャ—が、テムズ川の源泉のある町だったため、テムズ川の流れに沿って、建築切り絵を配置していく構想を思いつきました。
あとは展示会のキーワード候補として、
- 切り絵
- イギリス、英国
- 建築
- 弥生
の4つをサブタイトルとして盛り込みました。
結局、入れたい情報をすべて盛り込んでしまってかなり長ったらしいタイトルになってしまったと今では思います。
簡潔、わかりやすいというのはわかっていても、なかなか実践するのが難しいものです…。もっと言葉を巧みに使いこなしたい。
さて、ここまでで展示会の企画が終わりました。
次からは本格的な準備が始まります。
つづく!
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