数ヶ月前から首都圏の新居へ引っ越しました。
部屋選びにあたり、自分が重視した優先順位やあらかじめ調べたことなど、メモに残しておこうと思います。
ちなみに、全ての条件に合致する部屋というのはなかなか見つからないので、部屋を選ぶ際には
- これだけは譲れない条件
- できれば妥協したくない条件
- 可能であれば満たしたい条件
など、自分の好みの物件をいくつかのレベルに振り分けて見ていくことが大切だと思います。
目次
これだけは譲れない条件
部屋を探す条件は人それぞれだと思いますが、私にとって譲れない条件は以下の3つでした。
1. 最寄駅から職場まで30分以内
私の場合、最も重視したのは最寄駅です。というのも、引っ越した理由のほとんどが職場に近い場所に住もうと考えたから。
特に職場まで乗り換えなし、徒歩含め30分以内を第一条件としました。
あとは「できれば妥協したくない条件」に最寄駅から徒歩10分以内、「可能であれば満たしたい条件」に最寄駅周辺にスーパーがあるなどを挙げました。
2. 家賃
住む条件を「職場から30分以内」に絞った後は、地域ごとの平均家賃を調べ、自分が支払える額で住めそうな地域を絞りました。
一般的には「家賃は手取り収入の30%、理想は25%」と言われています。しかし、家賃は月の固定費として必ず支払うものになるので、安く抑えるに越したことはないと思います。
目的地からの距離はあまり変わらなくても、東西か、南北かなど、地域によって値段は変わってきます。あとは地域の治安なども家賃に反映されるので、家賃が安い地域はなぜ安いのか? 住む分に問題はなさそうか? などは、あらかじめ情報収集しておくことをオススメします。
各手取り収入と家賃の目安はこちらのサイトが参考になります。
[リンク]>>>家賃は収入のどれくらいの割合にすべき?【家賃目安早見表】あとは家賃が抑えられると、家賃をベースに計算されている仲介手数料、敷金、礼金などもそれに伴って抑えられるため、初期費用を節約できます。
引っ越しの初期費用に関する記事はこちらからどうぞ。
[参考記事]>>>【実録】都内に引越して一人暮らしするのにかかる初期費用の総額は?3. 都市ガス
部屋のガスの種類は、大きく分けて
- プロパンガス
- 都市ガス
の2種類があります。
都市ガスとプロパンガス(LPガス)の最も大きな違いは値段です。
都市ガスの方が安く、プロパンガスは高くなる傾向にあります。これはガスが各契約者まで届けられる方法、つまりガス供給方法の違いにより現れる差です。
都市ガスの場合は、道路下に通されたガス導管を通じて各契約者の家庭にガスが届られます。一方、プロパンガス(LPガス)の場合は、容器に液化されたガスが充てんされ、その容器ごと契約者に届けられます。
[引用元] Selectra | 都市ガスとプロパンガスの違い
すなわち、
- 都市ガス → あらかじめ設置されたガス管を通じて供給
- プロパンガス → 各業者が個別にガス容器を設置し、供給
プロパンガスは供給する人手などの人件費が上乗せされるため、高くなる傾向にあります。
以前、一度だけプロパンガスの賃貸に住んでいたのですが、冬場の光熱費の高さに驚きました。それ以後は月の光熱費が高くなるので、プロパンガスの家には住まないと決めています。
できれば妥協したくない条件
続いて、個人的に妥協したくなかった部屋の条件です。
1. 室内の洗濯機置き場
洗濯機を置くための排水設備が屋外だと、その分家賃が安くなる傾向にあります。
しかし洗濯機が屋外だと
- 雨風にさらされ劣化の原因になる
- ご近所迷惑を考慮すると、夜の洗濯が難しくなる
といったデメリットがあります。
私の場合は夜に洗濯機を回す機会が多くなるため、室内に洗濯機置き場が確保されている家を選びたいと考えました。
2. 駐輪場
自転車があると、その分活動範囲が広がります。
私は車を持っていないので、車に代わる移動手段として自転車を使いたいと考えており、できれば駐輪場付きの家を選びたいと思いました。
3. 鉄筋コンクリート構造
木造と鉄筋コンクリート、どちらも住んだ経験がありますが住み心地としては鉄筋コンクリートがよかったです。
理由は
- 冷暖房が効きやすい → 木造は空気が逃げ易い
- 木造より防音設備が優れている
の2点ですね。ただし、木造の方が家賃が下がるので、家賃と住み心地を両天秤にかけて妥協点を見つける必要があります。
可能であれば満たしたい条件
上記5つの条件には劣るけども、可能であれば満たしたいと思った条件は次の2つ。
最寄駅付近にスーパーがある
自炊派なので、帰りにスーパーで買い物したいと考えていました。最悪、週末に買いだめするためにスーパーに出れば良いやと思い、妥協枠にしました。
近くに図書館がある
普段よく本を読むので、無料で読める大きな図書館があれば嬉しいなと思いました。ただ、こちらも週末にまとめて借りに行けばいいので、妥協枠へ。
部屋選びの決め手
以上いくつか条件を挙げていましたが、最終的には希望の条件の70〜80%を満たす物件を見つけたのでそこに決めました。
特に「絶対に譲りたくない」という条件が満たされただけでも、十分だったと感じています。
調べたこと
最後に、部屋選びに慣れていない方、迷っている方へ向けて自分が見たり、聞いたり、調べた情報を共有したいと思います。
ロフトつきの部屋はダメ
よく見かける格安のロフト付きの部屋。選んだ方の多くは後悔するそうです。理由は次の3つ。
- 圧迫感を感じる → 天井が低くなる分、部屋が狭く感じられる
- ベッドにならない → 夏場は暑い空気が上に登り、地獄のような暑さに。物置として使うしかない。
- 物置としても微妙 → 階段の上り下りがとても煩わしい。
ベッドとしても、物置としても使うには微妙という意見が多かったです。
料理店、特に個人経営の中華料理店付近は注意
みんなが嫌う虫が出やすくなるそうです。
理由としては、生ゴミを捨てる機会が増えるから。
チェーン店の場合は企業としてゴミの廃棄にきちんとしたルールが設けられているため、ゴミ捨て場がひどい状態になることは少ないそうです。一方、個人経営の場合けっこう適当な場合が多く、エサを求めて虫が集まりやすくなるそうです。
3階以上の部屋には黒い虫が出ない (?)
知り合いの方が言っていましたが、真偽のほどは不明。
部屋に虫が出るかどうかは、階数よりもドアの隙間などの侵入経路の有無に依存している気がします…。
「駅 徒歩○分!」というよく見る表示。
あれは実際に駅からかかる距離で計測したのではなく、地図上の直線距離から算出されています。
なので、実際に駅から何分かかるかを知りたいときは「NAVITIME 自転車ルート検索」を使って調べておくことをオススメします。
Google Mapと異なり、NAVITIME 自転車ルート検索は画面左のように標高を表示してくれます。
土地勘のない場所や坂の多い地域などでは、日々の通勤通学ルートの高低差を確認するのに優れた手段としてオススメ。通勤通学は毎日のことなので、あまりに急勾配な地域は通うのが大変になります。
どこに住むかという要素は日々の生活の中でとても大切です。
みなさまが好みのお家を見つけるための参考になれば幸いです。
では、そんな感じで!
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