「切り絵はもういいや…」どん底から始まった2018年と再生




燃え尽き症候群 (バーンアウト)

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切り絵をはじめたのが2012年で、今年で6年目になりました。切り絵を公募展に出展しはじめてからは4年。個展・二人展を初めて開催したのが2016年で、2014年から2016年までは、とにかく「面白そう」と思う活動に取り組んでいました。

2017年にはデザイン・フェスタというアートイベントに出展し、デザフェスギャラリーで個展も開催。多くの方に作品をみてもらう機会となり、とても楽しい経験でした。

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さらに2017年には念願だったイギリスでのアートコンペに出展。僕の作品はイギリス建築がテーマのものが多く、作品が海を渡り、現地の方に作品を見ていただく機会となりました。加えて現代アート部門で奨励賞受賞、できすぎた結果となりました。

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で、結果として2018年からバーンアウト、燃え尽き症候群となりました

紙を切っても楽しくない

夢を全て叶えてしまった

これ以上、やりたいと思うことがなくなってしまいました。

新しい作品を作るには、創作意欲、モチベーションが欠かせません。僕は昔から飽き性で、これまで一番長く続いた趣味は2年間が最長でした。それと比べると、切り絵はすでに6年目。自分でも驚くほど長く続いていることになります。

ここまで長く続けられた理由。それは、切り絵において夢や目標があったからだと思います

最初の目標は個展の開催、次の目標は海外進出でした。

ところが、2017年にどちらも達成してしまい「ここから先、もうやりたいことがない」という状態になりました。新しい作品を作るモチベーションも低下し、だんだん紙を楽しく切れなくなりました

他の作家さんとのギャップ

Twitterのタイムラインを見ていると、他の作家さんは本当にすごいと思うことがあります。次々に新しい作品を発表し、さらに次の作品の構想など、休まず活動されています。これはなかなかできることでありません。

逆にこれは、自分にとって追い打ちとなりました。他の作家さんが新しい作品を発表している様子を見て、創作への意欲が低下している自分とのギャップを感じるようになりました

創作意欲に溢れる作家さんと、自分との埋まらないギャップ・劣等感

なにかを創るというのは、それに伴う痛みや葛藤も当然あるでしょう。それでも作品を作り続けられる作家さんは本当に尊敬します

2018年【再生】

1冊の本との出会い

2018年1月から3月まで、紙を切る時間を減らし、読書に時間を割くようになりました。

その中でたまたま目に入って読み始めた『スターバックス再生物語』

実際にあったお話がベースで、元CEOのハワード・シュルツ氏が書いています。

かつてアメリカで急成長を遂げたスターバックス。しかし急な拡大により、肝心のコーヒーの味や香り、店づくりが劣化し、気づけば客足が遠のくように…。落ち目となったスターバックスは、過去の栄光を取り戻せるのか…? というストーリー。

面白くて、つい一気に読んでしまいました。

それまで邁進していたのに、気づけば方向性を失い、大切なものを失くしていく

あぁ、なんか今の自分と重なる部分があるなぁ…と思いながら読み進めていました。しかしスターバックスは、最後には再び「みんなに愛されるスターバックス」に戻っていく

スタバは息を吹き返しました。一方、自分はどうだろう?

僕の切り絵は、見る人に楽しんでもらえるものになるだろうか?

僕の切り絵は、再び見た人に「すごい! 面白い!」と言ってもらえるものになるだろうか?

…また、作ることに意欲を持てるだろうか?

デザインフェスタVol. 48 当選

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Vol. 47は見送っておりましたが、Vol. 48に当選し作品展示の機会をいただきました。

デザフェスに向け、新たな気持ちで創作活動に取り組んでいこうと考えています。

新作で皆様をお迎えできるよう、頑張りたいと思います。

またどうぞよろしくお願い致します。



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