Hi, 英国建築切り絵の弥生です。
今回は英国建築の中でも1位、2位を争うほど好きな『グロスター大聖堂』をご紹介させて頂きます。
制作期間、4ヶ月
この作品は2016年に制作したもので、サイズはA4です。サイズの割に非常に彫り込みが多く、制作期間は実に4ヶ月ほどかかりました。
途中で他に大事な仕事なども入っていたため、のんびり制作していたわけですが、それにしても時間かけすぎですね。でも、この建築は本当に好きだったので、ゆっくりでも時間をかけて丁寧に作りたかったのです!
元となった写真はこれです (撮影: 弥生)。下から覗き込むように撮った、お気に入りの1 枚です。とにかく彫刻の細かさが素晴らしく、入り口に立つだけで荘厳な佇まいに圧倒されてしまいます。イギリスのゴシック建築の代表格とも言われる外観は、やはり圧巻です。
英国建築に惚れん混んだ原点
建築切り絵自体の原点作品は以前ご紹介した『Big Ben』ですが、英国建築に惚れた本当の原点という意味では、こちらの『グロスター大聖堂』になります。
『Big Ben』のお話はこちら。
初めてイギリスを訪れたときに見学したのですが、そのときあまりの迫力と美しさに衝撃を受けました。人は本当に感動したとき、言葉を口に出すことを忘れる。感動しすぎて、「何も言えねぇ」状態でした。
ホグワーツ城を彷彿とさせるデザインは、ハリー・ポッター好きにはたまらない建造物です。
ちなみにこちらの建築、中はこうなっています。
聖職者の顔だけで丸2日かかったよ!!
入り口の上に6人の聖職者がおり、お顔をアップするとこんな感じ。1人あたりの顔のサイズ、4 mmぐらい。
「どう切ったら顔っぽく見えるか?」という点を重視しました。このような誤魔化しが効きにくい部分は正直つらい。失敗したらバレやすいので、失敗しないよう丁寧に、丁寧に作業し、気づけばこの人たちだけで丸2日かかりました。早く作り終えたいのに、なかなか作業が進まないというのが辛い状態でした。
ただ、丁寧に作業していた分、全体的にかなり納得いく作品に仕上がったと思っています。展示会などでも、この作品の前で立ち止まって、驚き、そしてじっくり観察してくださる方が多くて嬉しかったです。
グロスター大聖堂は大好きなので、他にも作品を作ってみたいですねー。どうせまた半年近くかかるだろうけど。
では、そんな感じで!
コメントを残す