アート活動をしていて、デザフェスや展示会に作品を搬入するのって結構大変です。
特に遠方の方は、作品を持って東京に来なければいけません。みなさんどうしているんだろうと、疑問に思います。
とりあえず今回のデザフェスで、僕がどのように作品を搬入・搬出したかという記録を、備忘録として残します。
デザフェスに沿った紹介になっていますが、梱包方法は展示会などでも使えると思います。
目次
作品の梱包方法
0. 梱包に使う道具
僕が梱包に使った道具は以下です。
- ダンボール
- カッター
- カッターマット
- ハサミ
- 養生テープ
- ガムテープ
- PPバンド (または強力なヒモ)
1. 梱包用ダンボールの回収
作品の梱包に必要なダンボールは、スーパーから無料で頂きました。
買い物のついでに、少しずつ集めています。
2. ダンボールつなぎ合わせ
作品サイズを覆えるように、ダンボールをガムテープでつなぎ合わせます。
作品の重さにもよりますが、重量がかかると、特につなぎ目が弱くなります。かなり強めに補強した方が良いと思います。
3. 作品を積む
ダンボールの中心に梱包する作品を積みます。
作品と作品が直接触れ、痛むのを防ぐためには、間に緩衝材 (プチプチ) を挟んでいます。あくまで気休め程度なので、過信は禁物です…。
最終的な梱包の形として、力が分散するようにしましょう。作品の一点に重量がかかると、破損の危険があります。
作品は立てて収納し、重さを分散させてやります。
箱の底の部分は衝撃が加わりやすく、重さがかかるので、緩衝材を入れ、少しでも力を分散できるようにしています。
4. 端から折りたたむ
箱をたたんで、作品をしまっていきます。
底になる部分はカッターで切り込みを入れることで、包みやすくなります。
5. 底を補強する
底の部分は作品の重さがダイレクトにかかる部分です。ガムテープでの厳重な補強がオススメです。
6. 真ん中にダンボールを挟み込む
サイズが大きく、ちょっとダンボールが足りていません…。
真ん中にダンボールを挟み込んで、足りないサイズを補いました。
理想的な形は、フタを開けたら作品を縦に取り出せることです。
この形であれば、箱を崩さず、搬出にもそのまま使えます。
7. 緩衝材で隙間を埋める
ダンボール内に隙間があると、移動中に作品が動いて、破損の危険が高まります。
隙間に緩衝材 (プチプチ、エアー、新聞紙など) をいれ、できるだけ空間を埋めてあげます。
8. ガムテープで全体を補強する
梱包が終わったら、全体をガムテープで補強していきます。
移動中にかなり揺れたり、動くことを想定し、ガッチリと補強しました。
9. PPバンドで補強する
最後に箱の底が抜けないよう、PPバンド (または頑丈なヒモ) で全体を補強します。
PPバンドがあることで、運ぶ方も持ち手ができて運びやすくなります。
ただし作品が重すぎて、荷物が届いたときにはユルユルになっていました…。
ダンボールには、上になる部分に「天」と大きく記載しましょう。どちらが上かを示すと、運ぶ方も迷わず済みます。
以上が僕の作品の梱包方法です。
もっと良い方法があるよーという方は、ぜひ (こっそり) 教えてください。
デザフェスの搬入・搬出手続き
続いて、デザフェスの搬入・搬出のポイントです。
デザフェスの場合、搬入・搬出は、ネットの事前申し込みが必要です。
それぞれ申し込み期間が決まっているので、案内をよく読みましょう。
デザフェスの申し込みから出展までのスケジュールはこちらで紹介しています。
⇒【デザフェス Vol. 48秋】申し込みから出展まで6ヶ月の流れ
なお、荷物の重さが30 kgを越えると、取り扱ってもらえません。荷物を分割する必要があります。
あとは保管料として、荷物1点あたり2,000円かかります。注意してください。
当日の受け取り
荷物を預けたとき、引き換えに必要な伝票をもらいます。
荷物の引き換え場所で伝票を見せ、預けた荷物を引き取ります。忘れないようにしましょう。
あ、僕は伝票を忘れました (けど、名前を照合してもらって無事引き取れました)。
搬出について
搬入と同様、ネットで事前に申し込みが必要です。
メールで送られてくるQRコードで識別されます。
搬送に便利な道具
キャリーの利用
僕がよくやるのは、キャリーを使った搬入です。
作品サイズが小さければ、機内持ち込みサイズのキャリーが便利です。
[リンク]>>> 無印良品 | キャリーバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー(19L) 黒コンテナの利用
スーパーやコンビニの搬入で使われるコンテナは、荷物の保護だけでなく、折りたたんでしまいやすいというメリットがあります。イベントなどで重宝します。
商品例をリンクでご紹介します。
その他の反省
搬入道具をしまう場所の確保
失念しがちなのは、搬入に使った道具 (梱包材など) をどこにしまうか? です。
机を使う場合は、机の下・裏・横に隠すという手があります。
この場合机のサイズを確認し、荷物が机に収まるか注意が必要です。
テーブルクロスを使用すると、目隠しができて、世界観を損なわずに済みます。
当日を想定した荷造り
当日、設営に必要なものから順に取り出せるように梱包すると、設営がとても楽です。
あらかじめ「設営手順」を紙に書いてイメージすると、当日スムーズに作業ができます。
まとめ
- 作品はダンボールで梱包する
- 隙間や底は厳重に補強し、間には緩衝材 (プチプチ・エアー) を詰める
- PPバンド・強力なヒモで固定すると、底抜けの心配が減る
- 「天」の記載を忘れずに
- 梱包資材は、しまう場所まで想定すると良い
- フタを開けたら、必要なものから取り出せる形がベスト
展示会やデザフェスなどのイベントに向けて、作品を搬入・搬出する際の手順をまとめました。
もっと良い方法がないか考えながら、自分にとってベストな搬入方法を検討していきます。
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