【生活編】成績アップのための効率的な生活を実践してみる




study前回「【勉強編】成績アップのための効果的な勉強法について、おさらいしてみる」という記事を書きました。

これは勉強するときにベースとなる、最も基本的な勉強法です。

しかし今回は勉強法そのものではなく、勉強に取り組むにあたっての生活習慣や考え方にスポットを当て、紹介したいと思います。

勉強以外で特に重視しているのは

  1. 暗記したら、寝る (休む)
  2. メタ認知力を鍛える
  3. 勉強時間は累計で考える

の3つは抑えておきたいところですね。

1. 暗記したら、寝る (休む)

どんな勉強でも暗記は絶対に必要な作業でしょう。

例えばTOEIC含む英語の勉強では、

  • 英文法
  • 構文
  • 単語
  • 熟語

など、暗記していないと太刀打ちできないケースが多々あります。

では最も効率的に暗記できる方法は何でしょうか? それは一旦頭に入れたら、すぐに寝たり休んで、脳をリラックス状態にすることです

学習後に脳を休ませると、成績が上がる

就寝前に暗記科目をやると、寝ている間に情報を整理してくれて、記憶に定着する

これは僕が受験生の頃からずーっと言われていることですし、事実だと思います。

しかし最新の研究では就寝中だけでなく、勉強後にただぼうっとするだけで、テストの点数が上がるという報告があります

study

 

[引用]『進化する勉強法』(2019), 竹内龍人, 成文堂新光社, (データは著者による改変)

[データ元] Dewar, M. T., Cowan, N., & Della Sala, S. (2007). Forgetting due to retroactive interference: A fusion of Müller and Pilzecker’s (1900) early insights into everyday forgetting and recent research on anterograde amnesia. Cortex43(5), 616-634.

これは単語学習したあと、「ぼうっとする」「ピアノの音を聞く」…など指定された休憩をはさみ、再度テストしたときの実験の結果です。

ぼうっとするのように、脳を休めたものだけ著しくテストの点が伸びていることがわかります。

なので暗記系、例えば単語学習などは就寝前やお昼寝の直前のように、脳を休ませる前に挟むのがベスト。僕もそうなるように、スケジュールを調整しています。

またオフの日など、時間に都合がつくときは【50分勉強 → 10分仮眠】のようなサイクルで回し、勉強したらすぐ脳を休ませるよう工夫しています。

これは前回の記事でご紹介した「分散学習」のテクニックと合わせて使うと良いですね。

2. メタ認知力を鍛える

前回の記事「ブログに勉強の記録を記載する意義」において、学習においてメタ認知が重要であるというお話を書きました。

Meta-cognition

メタ認知とは「勉強する自分を、一歩引いて観察してみること」です。

  • 本当にこの勉強法は正しいの?
  • テキストの使い方あってる?
  • 勉強を通じて、何を得たいの?

など、高次から自分の状態を観察していきます。

僕の場合はブログを書くこと自体、自分のメタ認知に作用させていることになります。

もしくは勉強前後の15分ぐらいを使って、メタ認知に聞く質問をノートに書いてみると良いと思います。

メタ認知に効く質問集はこちらの記事が参考になります!

[リンク]>>> パレオな男 | いくら勉強しても結果が出ない!を解決する「戦略的リソース利用法」

[リンク]>>> パレオな男 | やる気アップと作業効率アップに激しく効く「メタ認知を鍛える50の質問」

3. 勉強時間は累計で考える

勉強の一番の大敵は何でしょうか? 僕はモチベーションが維持できないこと、続けられないことが大きな原因と考えています。

勉強もダイエットも、モチベーションの継続が本当に難しいです。

勉強を続けられる工夫の一つは、上の項目で書いたメタ認知を使い、「なぜ僕は今勉強しているのか?」をしっかり確認し、目的を忘れないこと

そして勉強時間を記録し、「自分は頑張れる人間だ!」と自信をつけてやること

この2つが解決の糸口になるのではないでしょうか。

とくに勉強時間の記録は、勉強の継続期間ではなく、勉強の累計時間で考えることが大切です

なぜ継続期間で考えてはダメか?

「○日間、勉強継続中!」のようなカウントをすると、続けられなかったときに落胆が大きくなるからです

とある心理学者は、ダイエットに失敗した人が、ダイエットをする前以上に高カロリーなものをいっぱい食べてしまう現象に気づきました。

これは心理学的に「どうにでもなれ効果」といいますが、目標でつまづいたとき、その反動でそれまで以上に堕落してしまう現象が見られるのです。

だから勉強時間を考えるときは、「何日間勉強できたか」ではなく、「これまでどれほどの努力を積み上げてきたか」という累積でみることが大切です

study

僕は「勉強時間記録マラソン」という用紙を自作し、勉強した分を蛍光ペンでマークしながら勉強時間を可視化しています。

こちらの用紙は誰でもダウンロードして使えるよう、下記にリンクを貼っておきます。

ご自身の利用範囲内で、ご自由にお使いください。

[リンク]>>> Google Drive |【勉強時間記録マラソンシート】

まとめ

勉強に取り組むにあたっての生活習慣や考え方として、

  1. 暗記したら、寝る (休む)
  2. メタ認知力を鍛える
  3. 勉強時間は累計で考える

の3つを大切にしています。

あともう一つ、「正しい目標の立て方」も大事な要素ですが、これも非常に奥が深いので別の機会にご紹介したいと思います。

もし「使えそうだ!」というものがあれば、ぜひ生活に取り入れてみてください。

created by Rinker
¥1,200 (2024/12/27 02:51:54時点 Amazon調べ-詳細)

科学的検証に基づいた効果的な勉強法については、本書をご覧ください。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。