2018年の目標
2018年は「デザインフェスタを楽しいイベントにする」を大きな目標として掲げています。
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ただブース出展者からすると、各ブースでも長蛇の列ができるブースから、ほとんど人が立ち寄らないブースまで、はっきり分かれる印象があります。
お客さんは正直なので、作り手として気合が入ります。
せっかく出展するのであれば、少しでも人に興味をもってもらえるブースを作りたいと思うのは普通だと思います。
しかし、そのためには相応の努力と戦略を練らなければいけません。
いま次回の出展ブースを構成している途中なので、僕が考える「人目をひくブースの作り方」に関するメモです。
デザフェスという場を考える
デザフェスとは何か?
まず、デザフェスという環境と客層を考察していきます。
そもそもデザフェスとは何でしょうか?
デザフェスはよくお祭りに例えられますが、お祭りに行く理由は「そこに行ったら楽しそうなもの (屋台) があるから行く」という人が多いと思います。
しかし実際に客層を分析すると、ほとんどのお客さんは「もともと立ち寄りたいブースがある人」だと気づきます。
これは「お祭りがあるから行く」のではなく、「わたあめ屋さんがあるから行く。ついでに他の屋台も見ていく」というように、目的がはっきりしているお客さんが多数ということです。
目的がはっきりしているお客さんが向かうブース、これが長蛇の列ができる人気ブースです。
例えばPixiv、Twitter、ウェブサイトなどで既に固定ファンが多くいるブースに当たります。
残念ながら僕のようなほぼ無名のアーティストだと、このような列のできるブースを作るのは困難です。よって別の戦略が必要となります。
無名アーティストは、お散歩客をいかに惹きつけるかが勝負
では僕のような無名アーティストはどうすればデザフェスで人気ブースを作れる (可能性がある) でしょうか?
それは目的を終えて、お散歩しているお客さんをいかに惹きつけられるかが勝負です。
具体的には、通路を歩く人の興味をひくキャッチーな看板、作品、世界観のアピール、目立つための施策が重要です。
これは僕の経験ですが、過去の出展では、
- 僕のブースを目的に遊びに来てくれた方
→ ブース来場者の2割 - 面白そうだから寄ってみたという方
→ ブース来場者の8割
もちろん僕のブースを目的に来てくれるのが一番嬉しいですが、ほとんどの方は「たまたま寄ってくれたお客さん」になります。
この「目的を終えてお散歩しているお客さんとの出会い」こそがデザフェスの醍醐味であり、自分の作品を広められる絶好の機会です。
実際にデザフェス経由で僕のことを知ってくれて、その後個展にも遊びに来てくださる方がいらっしゃいました。アーティストとして、とてもうれしいことです。
作品を通して新たな出会いを生むためにも、目立つよう、興味を引くように工夫が必要です。
黒沼弥生のブース構成
まだアイディア段階なので正式に決まったわけではありませんが、今回は集客の第1ステップとして「人を惹きつける工夫」を徹底する予定です。
具体的には
- 看板
- 世界観
- 作品
という3つのポイントで構成する予定です。
看板ってどうするの?
世界観って何?
作品…って、これまでと違うの?
このブログを読んで、さらにデザフェスブースまで来てくれるコアなサポーターの方には、当日デザフェス会場で、その答えをご自身の目でご確認いただければ嬉しいです。
ちなみに誤解なきよう言及しておくと、アーティストとしても出展者としても、展示作品のクオリティーが一番大切だと考えています。
看板だけ目立たせて、中身のない展示にならないよう気をつけます。
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