【デザフェス】売り場の作り方とスピーディーな裏方業務ノウハウ




デザインフェスタでは、人目をひくために「どのようなブースを作るか?」はとても重要です。

でも、より多くのサポーター様 (お客様) と接するため、迅速に作業できる「売り場づくり」も大切な要素です

ここでは、ブースレイアウトではなく、売り場の作り方に絞ってご紹介します。

売り場の作り方

ブースの世界観を優先

  • 作品・グッズを売るためのブース
  • 作品の展示が目的で、グッズ販売はおまけ

など、売り場を作る前に個人の目的を明確にすると良いです。

僕の場合、デザフェスは「作品を見てもらうこと」が目的で、グッズ販売はあくまでおまけと考えています。

そのため、展示ムードを壊さない売り場を作るを優先しました。

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こちらがブース全体の様子です。黒をベースに、シンプルな雰囲気のブースを作りました。

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グッズ売り場は、あくまでおまけ要素。壁の展示の雰囲気を壊さないよう、ムードに溶け込むようにしています。

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小道具にもこだわっています。細かいところですが、作品の世界観を引き立てる要素を取り入れています

Big Benが建造された18〜19世紀のイギリスをイメージし、アンティークの旅行用トランクで、落ち着いた装飾にしています。

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搬入に使ったダンボールが見えると、それだけで世界観を損なってしまいます。

テーブルクロスを使って、目隠しするなどの対処がオススメです。丈がちょっと足りていませんが、底の方まで視線が向くことはあまりないので…。

何を売っているか、わかりやすく

グッズはおまけと書きましたが、完全に存在感を消しては意味がなくなります。

一目見て「どんなグッズを取り扱っているか」をわかりやすくしました。

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パッと見で、

  • Tシャツ
  • ポストカード

が目に入ると思います。

「建築を図案にしたグッズを売っているな」と認識してもらえればオッケーです。

高さを使って商品を見やすく

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ポストカードスタンドなどを使って段差を作ると、限られたスペースを有効に使えます。

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100円ショップのウォールバー (壁掛けスタンド) と、折りたたみ式の板で作ったオリジナルの什器です。

このポストカードスタンドは、作り方を下記リンクで紹介しています。

【DIY】ポストカードスタンドを簡単手作り | 設計図つきで解説

100円ショップのグッズを有効に使う

売り場づくりには、特別な道具は必要ありません。100円ショップで手に入るものと工夫で、素敵な売り場をつくることができます。

特に僕がオススメしている商品です。

ウォールバー (Seria社)

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壁や板に画鋲・釘などで固定できるインテリアバーです。色は自分で白く塗りました。

ポストカードを立てたいときに重宝します。

ウォールスタンド (Seria社)

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写真立てや立体物を飾りたいときに便利です。

上のバー同様、画鋲や虫ピン、釘で壁に固定できます。

コインケース (Can★Do購入)

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個人的に重宝しているコインケースです。小銭がいっぱい貯められるので、おつりを出すときに便利です。

S字フック (ダイソー社)

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テーブルの脚や壁に、ものを引っ掛けたいときに重宝します。

テープ類やゴミ袋を引っ掛けると、便利です。

ディッシュスタンド (Can★Do購入)

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ポストカードを立てて置きたいときに便利です。

ウォールバーと違い、床や机に直接置ける点が便利です。

裏方業務の迅速化

補充システムの充実化

メインで販売していたグッズは、ポストカードです。一番売れ行きの良いグッズなので、頻繁に補充していました。

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今回はすぐに補充できるよう、在庫をわかりやすく整理しました。

たったこれだけの工夫ですが、作業が見違えて速くなります

この方法はさらに、作家と売り子さんの間で商品名が一致するというメリットがありました。

当日はパートナーアーティストの方にお手伝いいただきました。商品補充で「『Heavy (商品名)』2枚追加お願いします」と言うと、すぐに商品を探し出してくれます。

作り手と売り手の間で意思疎通ができるアイテムにもなり、当日の混乱を最小限にできる工夫です。

オペレーション指示書の作成

販売を手伝ってくださったパートナーアーティストと意思疎通しやすくするため、オペレーション指示書を作成し、事前に共有しました。

会計アプリ「AirREGI」の導入

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これまで電卓計算と手書きで記録していましたが、今回から会計アプリの「AirREGI (エアーレジ)」を導入しました。

AirREGIはリクルート社の提供するPOS (販売情報管理) アプリです。

無料アプリとは思えないぐらい優れた機能で、商品の計算やその日の売り上げなど、簡単操作で集計してくれます

もちろん無料にはわけがあって、登録 → ログイン後、後日営業の方からお電話やダイレクトメールが届きます。

まぁアプリ開発側も商売ですので、仕方ないですね。それを許容できるのであれば、強力な武器になるでしょう。

おつりの用意

失念しがちですが、おつりの準備も忘れずに行います。これまで

  • 5,000円札 × 2枚
  • 1,000円札 × 12枚
  • 小銭 × 小銭ケース1杯分

を用意して、足りなくなった経験はありません。これだけ準備しておけば十分です。

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小銭の整理には、100円ショップ (Can★Do) で購入したコインケースが便利です。

売り場裏の様子

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机のスペースは限られているので、必要最小限のモノだけ置きました。

デザフェス2日間のうち、実際に使った道具リストです。

商品在庫

  • 商品在庫
  • 商品用小袋
  • 名刺在庫

会計

  • おつりケース
  • iPad (レジアプリ)
  • 充電器

その他

  • 作品を作る道具 (見せる用)
  • マスキングテープ
  • アルコールスプレー
  • 手袋 (作品に触るときに)
  • メガネ拭き
  • ペン
  • メモ
  • 記入ボード
  • カウンター (数取り)
  • 養生テープ
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養生テープやゴミ袋は、100円ショップのS字フックを使ってぶら下げると、場所をとらずに便利です。

クレジットカード払い対応ブースも増えた

スマホアプリでクレジットカード払いしている様子を、よく見かけるようになりました。

デザフェスは高額商品 (5,000円以上) を売買する機会もあるので、導入すれば便利な方も多いでしょう。

僕は現在検討していますが、今回は導入していません。

 

以上、デザフェス Vol. 48の売り場を振り返った記録です。

参考になる点がありましたら幸いです。



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