合格までの勉強スケジュールはこちらです。
[参考リンク]>>>【簿記2級】合格率13%だったけど、独学3ヶ月で合格した勉強方法簿記の勉強をしていて、一番のポイントは復習の仕方だと思いました。
そこで
- どこをポイントに
- どんなノートを作ればいいか?
を自分なりに考えて、メモとして挙げておこうと思います。
目次
復習のタイミング
最初から完璧にノートを作って復習しよう! とすると挫折する可能性が高くなります。
そこで序盤はテキストの簡単な問題をガリガリ演習した方が良いです。
そして勉強の中盤〜後半、しっかり復習したいタイミングで、きちんとした復習ノートを作るのがオススメです。
僕の場合は、過去問演習2週目から本格的に復習ノートづくりを始めました。
復習ノートの作り方
オススメのノートサイズ
A4サイズ以上の、大きめのノートがオススメです。
これは過去問を解いたあと、解答用紙をそのまま貼れるようにするためです。
僕は上記の方眼タイプのノートを使用していました。
方眼タイプは、紙を貼るときに綺麗に貼れるので重宝します。
紙の貼りやすさを気にしない方は普通の罫線タイプのもので全く問題ありません。
使用した文房具
のりなど、紙を貼る道具
自分の解答をそのまま残した方が復習するときに効率的なので、のりやテープをうまく使いましょう。
個人的には、紙を貼ってもシワになりにくい『シワなしPit (トンボ鉛筆)』がオススメです。
復習用のペン
2色、または3色ぐらいあれば十分です。
僕は
- メモにブルーブラック (黒)
- 暗記したいところはピンク
で記入していました。
ピンクの部分は赤いシートで隠せるため、復習と暗記を同時にできるので効率的です。
具体的な使い方
1. 問題を解いたら、ノートに貼り付ける
過去問などを解いたら、解答用紙をそのままノートに貼り付けます。
解けなかった問題だけでも大丈夫ですが、僕は解けた問題、解けなかった問題、どちらも記録として残しました。
これは、たまに「偶然解けたけど、実はきちんと理解できていなかった」といった箇所があるので、それをあぶり出すためです。
3度解けたら完璧に理解できていると言えますが、1度解けただけではラッキーの可能性があります。ラッキーを見過ごさず、きちんと知識として定着したかの確認がとても大切です。
2. ノートにテキストの解説を書き込む
解けなかった問題は解説を読んで、解説をノートに記録します。
試験直前などに「そうそう、前はここでミスしたんだよなー。本番では気をつけよう!」といった最後の確認にも使えます。
問題を解いたときの感想も書いています。
特に練習からケアレスミスしていると、本番では絶対にミスします。
勉強の記録は細かくとった方が復習に役立ちます。
問題集の解説なども、必要であれば書き込んでいきます。
特に仕分けなどは面倒がらず、細かく記録した方が良いです。
3. こんな使い方もあります
問題に歯が立たなかったときは、問題文を丸々コピーして貼り付けたりもしています。
過去問の文章を自分の回答と一緒に振り返ることで、実際の試験に即した復習ができます。
第3問は結構重たい問題が多いので、ページまるごとコピーして貼ったりもしていました。
問題と自分の回答を見比べて、ミスを次回に持ち越さないようにしています。
それでも間違えることはあります。諦めずに頑張りましょう!
回答の仕分けと、空欄の回答用紙を貼った様子です。
ピンクで記録することで、なんども確認することができます。
またこの方法は仕分けを回答用紙に対してどのように書き込めば良いか、1対1対応で確認できるオリジナル問題集ができます。
「問題が解けない」 理由の分析
まず一番初めに確認しないといけない点があります。それは「なぜ問題を解けなかったのか?」です。
問題が解けない理由は、大きく分けると3つに分類できます。時間が足りなかったという要素は除くと、
- 知識がないから解けなかった
- 知識はあったが、知識の使い方がわからなかった
- そもそも問題文の意味を理解できなかった
問題を解けなかったときは、まずこの3つのうちどれに該当するかを分析することが重要です。
1. 知識がないから解けなかった
この場合の解決策は「テキストを読み、きちんと知識を身につけること」です。
単語カードを使ったり、赤シートを活用して、覚えるべき項目を頭の中にいれます。
ここではピンクのペンと赤シートなどを活用した、暗記用ノートづくりが役立ちます。
2. 知識はあったが、知識の使い方がわからなかった
この場合の解決策は「とにかく問題を解いて慣れる」です。
1. の「知識の取得 (暗記)」を実践し、覚えるべき部分を覚えても問題が解けるようにはなりません。
覚えた知識を「いつ、どこで、どのように使えばいいか」は、実際に問題を解きながら慣れる必要があるからです。
簿記は暗記ではなく、スポーツに近いと例えられることがあります。それは「習うより、慣れろ」という要素が大きいからです。
覚えた知識や単語は、問題に対してどのように使えばいいかを、解きながら体で覚える必要があります。
とにかく演習量が重要です。
3. そもそも問題文の意味を理解できなかった
僕が簿記を勉強する上で、特に苦戦したポイントがここです。
基本テキストの問題は解けるけど、過去問が全く解けない状態でした。
問題が解けない焦りもあって、「またテキストを最初から勉強し直さなきゃだめか…?」なども考えましたが、それは違います。
[参考リンク]>>>【簿記2級】合格率13%だったけど、独学3ヶ月で合格した勉強方法こちらでも記載していますが、過去問が解けなくても、テキストに戻ってはダメです。
その理由は、問題の出題方法にあります。
実は基本テキストの問題は、わかりやすい日本語で、問題の趣旨を素直に問いかけるようになっています。
しかし本番の試験では、問題文でわざと難しい (ひねくれた?) 日本語表現を遣い、出題意図を掴みづらくしています。
これは解答者の読解力、すなわち国語力の問題であり、知識の欠如だけが問題ではありません。
この場合は問題文をまるごとノートに貼り付け、問題と解答が一対一で確認できるようなノートを作りました。
例えば
実地棚卸高だけに反映されていた
これは言い換えると、「帳簿棚卸高には含まれていない」という意味です。
問題文で問われていることは何か? それに対する答えは何か?
まるで国語の問題のようですが、簿記ではこのような出題がよくあります。
これらは、いくらテキストの簡単な問題を解いても、解けるようになりません。
問題と答えを近くのページに貼り付け、対応文を都度確認できるようにすることで、少しずつ簿記の出題方法に慣れていきましょう。
何回覚えれば良いか?
暗記ノートを作ったとして、何回確認すれば良いか?
これは科学的に【5回確認して、5回とも解ければ覚えている】と考えらています。
よって回答ごとに正の字を書き、正が完成したらそれ以上は覚える必要がないということです。
僕はこの方法で覚えるべきワードをマスターしました。
まとめ
簿記の合格に向けて、ノートづくりはとても大切です。
- 問題と解答を貼り付けて、自分だけの復習ノートを作る
- 解けなかった問題を分析し、苦手な部分を把握する
- 簿記独特の出題形式に慣れる
以上を地道に行っていけば、きっと合格できるはずです。
頑張ってください。
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