目次
勉強に一番必要なことは?
勉強とは「辛い・苦しい」というイメージがあります。
勉強で大切なのは継続すること、そのために勉強が楽しくなる工夫が大切です。
少しでも勉強が楽しくなるよう、僕は2つの方法を採用しています。
- 書くことが楽しくなる筆記具を使う
- 勉強の成果が実感できるノートの使い方をする
今回は「書くことが楽しくなる筆記具を使う」について述べます。
万年筆を買いました
1年前からずっと「欲しいなー」と思っていましたが、ついに購入しました。
購入に至った理由
ノート術と合わせて、少しでも気持ちよく勉強できるよう書く道具にこだわりたいと思ったのがきっかけです。
>>>手帳術 | 情報を1冊のノートにまとめるといろいろ便利
ボールペンやシャーペンと比較し、万年筆はサラサラとした書き心地が特徴的です。
受験勉強では計算量の多い数学や、書いて覚える暗記科目の勉強に使っていました。今では筆記具は万年筆一本に絞っています。
万年筆選びのポイント
個人的に万年筆を選ぶ上で「これだけは譲れない」と思ったのは次の2点です。
- 細字 (できれば極細)
- ペン先が金
1. 細字 (できれば極細)
まず圧倒的に重要視するポイントは細字という点です。
私は普段5 mm方眼のノートを使用しています。万年筆の中字は5 mm方眼のノートに書くには太すぎるという感想を持っていました。
書くことはできますが、かなり窮屈になります。そこで細字 (または極細) というのは重要なポイントとなりました。
デザイン的に海外の万年筆にも興味を持っていましたが (WATERMAN, フランス)、海外の細字は日本の中字ぐらいの太さです (品物によので、個人で確認することを推奨)。
海外製でデザインが格好良いなと思うものもありましたが、日本製の万年筆に決めました。
2. ペン先が金
これはペン先の色の話ではなく、素材の話です。
安い万年筆は先端がステンレス製のものが多く、14金、18金、24金と金の純度が高くなるにつれて書き味が滑らかになっていきます。
その分値段も上がっていきますが、最低14金にしたいと思いました。
購入した万年筆
2週間ぐらい悩みましたが、プラチナ万年筆の#3776 センチュリー 極細 (シャトルブルー) を選びました。
選んだ決め手は4点。
- 極細
- ペン先が14金
- キャップの構造上インクが乾きにくい
- ビジネスでも使える落ち着いたブルー、でも半透明で遊びごごろがある
悩んで買いましたが、使用して1ヶ月、非常に満足しています。
メンタリストDaiGoさんの万年筆
勉強に万年筆を使用している有名な方では、メンタリストDaiGoさんいらっしゃいます。
DaiGoさんの使用している万年筆はウォーターマン 万年筆 M 中字 エドソン サファイア・ブルー (※ Amazon、楽天では現在取り扱いなし)。
正規輸入品で30万円、海外のAmazonでは15万円ほどします。勉強への熱意が伝わります。
僕とは違い、比較的太めのペン先で、キャップ式の万年筆がお好みのようです。
万年筆の購入は浪費か、投資か
お金の使い方について「浪費か、投資か」「良い使い方か、悪い使い方か」といった話が出てきます。
例えばメンタリストDaiGoさんの『「好き」を「お金」に買える心理学』 (PHP) では
可能性に対してはきちんとお金を使うことが大切で、価値につながらない物や体験には、一銭も投じないほうがいいということです。これは「投資したお金以上の利益を、手に入れる意識を持つ」ということであり、「好きなこと」「得意なこと」を仕事や収入に結びつけていくうえで、絶対に外せない大原則です。
[引用] メンタリストDaiGo, (2017)『「好き」を「お金」に買える心理学』
とあります。使った金額以上の価値 (結果的に購入額以上の利益を出せるか) を生み出せるかを意識しなさいということです。
また『林修の仕事原論』で予備校講師の林修さんは
何度も述べているように、あくまでお金は「手段」であり、何かの目的のために存在する従属的なものです。(中略) お金は稼ぎ方より使い方のほうが難しい
[引用] 林修『林修の仕事原論』
と述べています。
林修さんの場合は若いときのお金の失敗は価値があるという話なので少しニュアンスが異なりますが 、それでも目的を持ってお金を使うことの大切さを説いています。
僕はこの万年筆を買う前に散々「1万円 (ボールペンの100倍の値段) で万年筆を買う意味はあるか?」ということをだいぶ自問自答しました。
結果としては
ノートを書くことや、勉強が楽しくなりました!
まだ目に見える結果にはなっていませんが、勉強の成果が1万円以上なってくれれば良いなと思っています。そのためにも書くという行為をもっと楽しんでいきたいと思います。
おすすめインク
今使っているのはセーラー万年筆の「青墨」
綺麗で、ブルーブラックより少し明るい青が特徴で、仕事にも使えます。
他社インクを使う際には「コンバーター」という道具が必要なので注意してください。
追記
勉強にも使えるノート術のお話です。
勉強のポイントは「成長を実感できること」
勉強用ノートを1冊に絞ると消費が早くなり、勉強している感を得られ、モチベーションの増加に繋がります。ぜひお試しください。
万年筆での勉強について調べている際に、こちらのブログを拝見しました。
質問があり、コメントさせていただきます。
黒沼さんはプラチナ万年筆の#3776 センチュリー 極細を購入し使用されているとのことですが、極細というペンの太さについて、「もう少し細い方が良かった」や、反対に「もう少し太い方がいいな」といったような感想をお持ちになったでしょうか?
そして、極細よりさらに細い、超極細という太さは大学受験の勉強に適しているでしょうか?
と申しますのも、私が同じ万年筆(#3776 センチュリー )の超極細の購入を検討しているためです。
万年筆は受験勉強に使用します。(論述などを非常に書くことになると思います。)
超極細という太さは細すぎるかな、という気もします。アドバイスをしていただけると幸いです。
この他に、質問に答える際に必要な情報等があれば、また書いていただけると返答致します。
コメントありがとうございます。
僕はセンチュリーの超極細を使っています。
ペン先の太さのイメージは、ボールペンでいうと0.3mmと同じぐらいだと思います。
普段5mm方眼のノートを使っているので、その中に収まる文字サイズで書けるものを探していて、超極細を選びました。
もちろん勉強にも使えます。
過去に簿記二級を受けたときは、万年筆と暗記用の赤ペンだけで一発合格しました。
https://yayoi0004.com/bookkeeping-3406
デメリットとしては、ペン先が細すぎてノートに記入するときにカリカリひっかく感覚が残る点でしょうか。
万年筆の利点にサラサラした書き心地を求める場合は、細字〜中字の方があっているかもしれません。銀座の伊東屋など、万年筆の試し書きができるお店もあるので、そういったお店で書き心地を試すのが確かだと思います。
個人的にはセンチュリーの超極細を使い始めて2年経ちますが、コストパフォーマンス的にはとても優れた万年筆だと思います。
参考になりましたら幸いです。
丁寧なご返信ありがとうございます。
黒沼さんのおっしゃる通り試筆を行うのが1番だと思い、先日近所の万年筆店に出向きました。
主に細字、極細、超極細を書き比べましたが、個人的に極細が気に入りましたのでその場で購入しました。
とても気に入って愛用しています。
万年筆について調べる中で、このブログは非常に勉強になりました。質問にも丁寧にお答え頂き、黒沼さんには感謝するばかりです。
ありがとうございました。