【2017年3月12日 追記】
曲線をきれいに描くために、皆さんはフリーハンドで作業をしていますか?
僕は曲線を描くのにも切るのにも、雲形定規という曲線用定規を使用しています。
雲形定規とは?
雲形定規は、曲線をきれいに描くように作られているいろんな曲線の形をした定規です。カーブ部分から、ぴったりとはまる曲線を見つけ出して使用します。
特に僕が愛用している雲形定規は、漫画家さんなどが使うものとは少し違い、理系が曲線グラフを書くために特化した雲形定規です。
(三角関数のグラフ様より拝借)
具体的には、上のような曲線グラフを書くのに使っていました。
(雲形定規 – くもがたじょうぎ | 武蔵野美術大学 造形ファイル様より画像拝借)
上の図にあるような漫画家さんが使う雲形定規と異なり、画材屋さんでは通常手に入りません。少なくとも、残念ながら僕は見たことがありません。
上の図のような形定規は、画材店などで気軽に購入できます。
一般的な雲形定規と比較すると、僕の使っている雲形定規はかなりシンプルな構造になっていますね。緩やかな長いアーチ型が特徴的です。
この定規は、学生時代に授業で使うために購入したものです。僕は大学生協で購入しました。
授業の履修後は不必要になってしまったので、後輩に譲ろうかと思っていましたが、たまたま「あれ、これ切り絵の曲線部分にちょうど良くない?」と思って使い始めたら、便利すぎて手放せなくなりました。
どのような作品で使っているか
英国建築のようなゴシック建築ではよく写真のようなアーチ、曲線が出てきます。これらの曲線に一番マッチする角度を雲形定規の中から探し、デザインナイフで切り抜きます。
雲形定規はあらゆる角度に合致する部分があるよう、かなり綿密に計算されて作られているので、曲線はこれを使えば綺麗に切り抜けます。
僕はかなり曲線を切るのが苦手なのですが、この定規を使い始めてから曲線への苦手意識が減りました。
切り絵作家さんの中で雲形定規を使っている人を見たことがないのですが、使い慣れると非常に便利なのでオススメです。
今まで大学生協でしか売ってるのを見たことがありませんでしたが、Amazonや楽天市場で扱っているので、気軽に購入できるのが嬉しいです。
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